イベントレポート①:「Backlog World」に参加してきました(概要編) #BacklogWorld
※ 記事中に修正したほうが良い箇所、誤った表現などがございましたら、お知らせください
はじめに
この記事は、2018/02/18(日)に行われたイベント「Backlog World」に関するイベント参加レポートです。まずはイベントの概要やイベントプログラム、セッションで用いられたスライドへのリンク(公開されたもののみ)等をご紹介できればと思います。
※ 同イベントの情報詳細については、以下のページでご覧いただけます。
Backlog World 特設サイト
connpassのイベントページ
記事を書くにあたり、同イベントに参加されていた オムそばさんが投稿された 報告レポート① や、同記事に情報が記載されていたブログ記事「ブログにイベントレポートを書くときに気をつけているポイント3つ | ひびテク 」を参照させていただきました。ありがとうございます!
Backlogとは?
イベント名にも含まれている Backlog は、株式会社ヌーラボさんが提供されているプロジェクト管理ツールの名称です。
Backlogを初めて知ったという方の中でも、同種のツールで例えばオープンソースの Redmine など、耳にされた/使ったことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Backlogは公式ページに記載されているように、
開発からマーケティング、人事・総務まで様々な職種で使われているプロジェクト管理ツール
引用元:Backlog の機能について | Backlog
とのことで、技術系でない方も利用することが想定されていて、ツールの機能としては「チーム内コラボレーション、プロジェクトのタスク管理・進捗見える化、ソースコードの共有・バージョン管理など」 があります。 詳細については、以下をご覧ください。
ちなみに、自分はBacklogユーザで(利用歴はまだそれほど長くないのですが)、業務で自身が所属するプロジェクト内での各種やりとり、自分が主担当になった開発案件があるときなどに利用させていただいています。
# それと個人でもアカウントを持っているのですが、こちらは利活用法を模索中です。
Backlog World で話された内容・併設コーナー
当初は、自分は「Backlog利活用に関するノウハウとかが聴けるイベントかな?」くらいの認識で申し込んでいましたが、 セッションで話された内容についは、特設ページに、
プロジェクト管理に関わる全ての方のための祭典です。
どのようにプロジェクト管理を行なっているのか様々な立場の方による知見のシェアが行われます。
引用元:https://backlog.com/ja/backlog-world/
と書かれているように、 Backlogの話のみに限らないプロジェクト管理関連の話も聞けるイベントでした(セッションタイトルをいつくか見ていく中で気づきました)。
イベントでは、以下に記載されている、約20弱のセッション・講演等が行われ、一部を除き A/Bの2つのステージのそれぞれで、2セッションが同時並行で進められました。
その他、会場内では「Backlogなどヌーラボ製品の使い方相談」を行うことができる「ヌーラボコンシェルジュ」というコーナーも併設されていたりするなど、セッション・講演以外のコーナーも設けられていました。
Backlog World で参加した/できなかったセッション、関連するスライド資料
上記のとおり、「基調講演・特別講演など」の一部を除き、2セッションが同時並行で進められたため、自分が興味のあるセッションを、スケジュール表 を眺めつつ、決めて参加する必要がありました。 当日は、事前に決めておいた参加計画に従って、以下のセッション・講演に参加し、ブログレポート用のメモ記録・写真撮影をしつつ、話を聞いている形になりました。
参加したセッション・講演など
以下、自分が参加したセッション・講演のリストです。 一部のセッションについては発表資料が公開されているので、自分が見つけられたものについては資料へのリンクを記載しています(随時更新予定)。他にも公開された資料がありましたら、情報をお寄せいただけると助かります。
- 基調講演: 株式会社ヌーラボ 橋本正徳さん
- BELIEVE THE POWER OF TEAMWORK!!: 株式会社ヌーラボ 小久保祐介さん ⇒ スライド資料
- BacklogとTypetalkでリモートワークを快適にする方法: 株式会社デジタルキューブ 小賀浩通さん ⇒ スライド資料
- Excelで管理?Backlogが非IT職スタッフを救う: バニラ・エア株式会社 小宮源太さん
- ランチタイム ⇒LTあり
- テモナ流バックログの使い方: テモナ株式会社 中野賀通さん
- サーバーワークスが語る BacklogでAWS導入プロジェクトが捗る3つの理由: 株式会社サーバーワークス 大石良さん
- “プロジェクト管理”の前に考えること: 601works 永野英二さん ⇒ スライド資料
- てんやわんや!イベント運営とWeb制作: Tech in Asia 北川俊来さん
- ヤッホーブルーイングのチームづくりと熱狂的ファンづくり: 株式会社ヤッホーブルーイング 原謙太郎さん
- 特別講演:攻めの働き方改革と人づくり革命: 経済産業省 津脇慈子さん
- Good Project Award ⇒ 【一次選考通過者について】
参加できなかったセッション(資料リンク用)
以下、自分が参加できなかったセッションのリストです。 発表資料が公開されているものが多くあり、その情報を記載するために掲載しました(こちらも随時更新予定)。
- すれ違いを無くすためにSUUMOでやった事: 株式会社リクルート住まいカンパニー 佐藤慎悟さん
- 国籍・職種・働き方の違いを乗り越えよう!ハカルス流プロジェクト管理術: 株式会社ハカルス 染田貴志さん ⇒ スライド資料
- レガシーな新聞社が本気でテクノロジーメディアを目指す開発プロジェクト: 株式会社日本経済新聞社 西馬一郎さん ⇒ スライド資料
- アジャイル開発とプロジェクト管理ツールの相性: ギルドワークス株式会社 中村洋さん ⇒ スライド資料
- Mackerelのクライアントワークから学ぶ情報共有の成功と失敗: 株式会社はてな 粕谷大輔さん ⇒ スライド資料
- 仕事と子育ての両立を支援するプロジェクト管理ツール活用術: Linux女子部 平愛美さん ⇒ スライド資料
- Web制作のプロジェクト管理についてぶっちゃけ話をしてみよう: 株式会社サイバーエージェント 藤井厚史さん、株式会社パイロット 井ノ部研太さん
まとめ
イベントに参加してとったメモ・撮影した写真がかなりのボリュームのため、複数の記事に分けて投稿することにしました。 まずは、イベントの概要やセッション・講演の一覧、それに関連する公開スライドのリンクなどを記載しました。
イベントレポート第1段では、イベントで思ったこと・感想などが書けていないので、ここで簡単に記載しておきます。 私個人としては、今回のイベントは大満足でした。Backlogに関するノウハウが聞けたり、Backlog関連に限らないプロジェクト管理の話やチーム内でのコラボレーションの話など、多様な話が聞けて、また、アフターパティーでも興味深い話をさらに聞くことができ、楽しい時間を過ごせました。
次からは、各セッションの内容についてなど、記載していこうと思います。
3年ぶりくらいに記事を更新しました。
自分が参加したイベントで得た情報・調べた技術系情報などを記載するために開設した本ブログ、諸事情により長期間更新できてない状態だったのですが、久しぶりに記事の更新を再開することにしました。
まずは、今月参加した(&これから参加する)イベントで聞いた内容などを、いくつか記事にする予定です。
また、今さらながら、2013年11月〜2014年5月に開催した「html5j エンタメ技術部の勉強会等」に関するブログも、未記載だった過去の情報(イベント情報&投稿した技術系記事のリンク)を更新しました。
不定期になるかと思いますが、更新を再開しようと思います。
Advent Calendar 2014 に関し、4本の記事を投稿しました(HTML5、WebRTC)
昨年、初めて Advent Calendar に記事を投稿しましたが、今年は4本の記事を投稿してみました。
投稿した記事4つ
2014年12月22日時点で追記が必要なものがありますが、記事のリストは下記のとおりです。
■1) HTML5 - 超音波通信やろうとして音の可視化(可聴域の特定周波数の判別など)をやった話【前編】 - Qiita
■2) HTML5 - ロボティックボールを遠隔から制御する(カメラで表情認識した結果を Websocketで送受信) - Qiita
■3) WebRTC - Android端末をプレゼン用途でWebカメラ的に使おうとした話【設計編】 - Qiita
■4) WebRTC - 有線接続したAndroid端末をWebカメラ的に使う(ブラウザ上での映像表示) - Qiita
投稿をした Advent Calendar
・HTML5 Advent Calendar 2014 - Qiita
・WebRTC Advent Calendar 2014 - Qiita
Hack for Town in Aizu というハッカソンに参加してきました
2014/2/15 と 16 の 2日間、会津若松で開催されたハッカソン「 Hack for Town in Aizu 」に参加した話です。
前回の記事 はハッカソン参加にあたっての技術系の話でしたが、今回の記事は参加の記録・レポート的なものになります。
これが人生で 3回目のハッカソン参加で、人生 2回目のハッカソンは前の週に石巻で開催されたものだったのですが、2週連続で大雪に大歓迎されることとなりました。
そして、2回とも雪の中、日本列島を北上。
Hack for Town in Aizu とは?
まずは、簡単にイベントについての説明を。
このイベントは、最先端技術を用いて町角や商店街に設置された最先端ハードウェアをハックする、というステキなハッカソンです。
会津若松市の中心にある神明通りに iBeacon互換のモジュールや環境センサーが設置され、それらを利用して行う開発は「スマートフォンアプリ、Webサービス、ハードウェアなど」を対象としたものでした。
そして、ハッカソンだけでなく「会津若松の名物のソースかつ丼」や、「蕎麦名人による手打ち蕎麦」が振る舞われる、1粒で2度美味しいイベント。
それらも楽しみにしていたのですが(むしろこれが目的のメイン!?)、ソースかつ丼は食べそこなってしまうことに。
”ぜんぶ雪のせいだ。”
現地入りまで 〜 埼玉の自宅をでてから24時間
当初、移動は夜行バスを予定していたのですが、イベント前日の金曜日は雪の影響で交通機関のダイヤが乱れていました。
深夜になると移動できないかもしれない、ということで急遽、新幹線での移動+郡山宿泊に切り替え、郡山へ。新幹線の遅れがあったものの無事に郡山まではたどり着けました。しかし、翌日が大変なことに・・・。
ハッカソン初日は、郡山から移動に利用しようとしたバスや電車が運転見合わせとなり、ひとまず郡山駅内のカフェに入り、遠隔で参加することとなりました。
会場から Youtubeで映像配信をしていただけたので、それを視聴しつつ 前回の記事 に書いたような情報を見ながら準備をスタート。
このとき、iOSアプリ開発も iBeaconを扱うアプリも開発経験なし。iOSの開発者登録やサンプルの iOSデバイスの実機インストールはやっていたり、iBeacon に関する情報収集は行っていたのですが・・・。
ひとまず、Node.jsベースのライブラリを使ってアプリで開発を進める方針としました。そして、開発用に使っていた Mac では OS が Marvericks ではないため、そのライブラリが利用できないことが分かり、iOSアプリ開発に切り替えることに。
念のため持ってきていた下記の本が大活躍。
会場ではチームビルディングが行われ、開発がスタートしていました。
自分はイベント主催者からサンプルとして提供されていたソースコードをビルドしてみたり、それに手を加えてみたりしつつ、会場側とはFacebookなどで連絡を定期的に行い、交通機関の回復を待ちました。
その後、その日はバス・電車ともに終日運休が決まり、公共交通機関での移動ができなくなったため、会津若松から郡山まで車で迎えに来ていただけることとなりました。
この日の昼のソースかつ丼は食べそこなってしまったものの、車で移動させてもらえたおかげで夜の懇親会には参加でき、美味しい料理をいただくことができました。
このとき、前日に自宅をでてから、ちょうど24時間後。
美味しい料理を堪能して、この日は就寝。
ハッカソン 2日目 〜 無事に現地で開発
前日は会場入りできず単独での開発をしてましたが、そのとき Facebook経由で会場側から「同じ iOS開発のビギナーで構成されたチームがある」という情報をもらっていて、懇親会のときにそのチームに合流させてもらえる話となりました。
チーム名は「チームiOSビギナーズ」。
プロジェクトの内容は「目が見えない方が安心して街や建物内を歩く事ができるよう、iBeaconを利用した危険な場所の通知システムの開発」でした。
初日の開発を進める中、チームでは Androidアプリを開発する流れになっていたようなのですが、当初の予定通り iOSアプリも作ろう!ということになり、自分は iOSアプリ担当に。
この日の昼は楽しみにしていた蕎麦で、それがなんと食べ放題!
このハッカソンで、チームで開発したのは Androidアプリと iOSアプリで「iBeaconモジュールとの距離によって、距離に応じた合成音声によるアナウンスが流れる」というものと、サーバ側で「iBeaconモジュールごとに、固有のアナウンスを紐付けるためのAPI」。
そして、各チームのプレゼンと最終審査に望みました。
プレゼンや審査結果の発表など、イベントの様子は「 こちらのYouTubeの再生リスト 」からご覧いただけます。
合流させていただいた チームiOSビギナーズ は、将来性・実現の可能性を評価いただき「Hack for Japan賞」をいただくことができました。途中参加で受け入れていただいたチームの皆さまに感謝です!
ちなみに、賞品はメンバー全員に Hack For Japan 特製ケース の Raspberry Pi 。
美味しい料理を食べることができ、また、iOSアプリ開発や iBeaconを扱うノウハウも得られ、参加して貴重な経験ができたイベントでした!!
帰り道のハック
さて、イベント終了後、会津若松からの電車が運休になっていたりして、どのような手段で帰るかの検討が行われました。
また、帰り道も車で移動させていただけることになり、新潟経由で帰ることに。行きも帰りも、大変助かりました。
新潟駅に到着し、ご一緒させていただいた方々と美味しいごはんを食べて、無事にイベントを終えられました。
県内ニュースの記事
イベントについて「 ソフト開発腕競う 若松で大会 | 県内ニュース | 福島民報 」という記事が掲載されました。
「Hack for Japan賞」の賞品:特製ケース付 Raspberry Pi
「チームiOSビギナーズ」でいただいた「Hack for Japan賞」の賞品、Hack For Japan 特製ケース の Raspberry Pi は後日受領しました。
iBeaconのアプリやライブラリ、その他の関連情報をハッカソン用に記録〜その1
はじめに
会津で開催されるハッカソン「 Hack for Town in Aizu 」に参加するにあたり、ハッカソンで使われる iBeacon に関して、自分用に情報をまとめた記事です。
# ハッカソンへの参加中に書いているため、補足はあまりないです。もしかしたら、後日追記するかも。
⇒(2014/2/23)少し情報を追加しました。
iBeaconのニュースや便利アプリ・ライブラリの情報は追いかけていたのですが、実際に自分が試すにあたり利用した情報を抜粋して記事にしてみようと思います。
便利そうなアプリ
iOS用アプリのリスト
信号の発信/受信ができるアプリです。
とりあえず、iOS端末2台とアプリがあれば、ビーコンモジュールからの信号発信(「ペリフェラル」側)と、その信号の端末での受信(「セントラル」側)が試せます。
-
Estimote Virtual Beacon (無料アプリ)
-
Beacon Toolkit (有料アプリ)
-
BLExplr (有料アプリ)
-
Locate for iBeacon (無料アプリ)
上記アプリについて、試してみたアプリ1と2について少し補足します。
1は、「Estimote Beacon」という iBeaconモジュールに対し信号を受信する機能のサンプルなどが搭載アプリです。
このアプリをインストールした iOSデバイスを iBeaconモジュールとして動作させる機能もあるため、このアプリをインストールした iOSデバイスが2台あれば、iBeacon の発信・受信をとりあえず試してみることも可能です。
なお、発信・受信に使われる UUID は Estimote Beacon のUUIDとなります(変更不可のようです)。
2も、iBeaconモジュールの信号受信も、モジュールとして動作させる信号発信も行えるものです。
発信側となった場合の UUID はこのアプリ用の固定のものが設定されています(変更不可のようです)。信号受信を行う際の UUID は、このアプリ独自の UUID と、Estimote Beacon のUUID が設定されていますが、受信のための UUID は利用者が任意のものを追加することができます。
JavascriptでiBeacon関連の処理を行う
Node.js + ライブラリ
これについては、下記の記事を直接見ていただくのが良いかと思い、リンクを貼っておきます。
「 bleacon 」というライブラリを使っているようです。
※注意: Mac で利用する場合、OS のバージョンが Mavericks でないと NG のようです。
Android で iBeacon
Android で iBeacon アプリを開発する場合、Bluetooth Low Energy(Bluetooth 4.0、BLE などと書かれたりもします)の API を利用する形になります。
Web検索や GitHub で「Android iBeacon」というキーワードで検索すると、例えば下記のような参考情報や実装サンプルを見つけられます。
その他
イベント関連の資料
「 Hack for Town in Aizu 」で公開された資料@ slideshare もリンクを置いておきます。
下記の1は「iBeaconとは?」という話や、「Appcessory 」について書かれた資料です。下記の2は「Hack for Town in Aizuについて」書かれたもので、イベントに関する情報がいろいろ書かれた資料です。
イベントに参加して
イベント参加の記録・レポート的な記事を書きました。