技術とエンタメと、その他・・・

主に、技術ネタ、エンタメ系のネタを書いていく予定です。また、自分が参加したイベントに関する記事も投稿予定。

【ベストバイガジェット2021】リモートワークやオンラインイベントで大活躍!: AfterShokz の「OpenComm」

この記事は 今年のベストバイガジェット Advent Calendar 2021 の 4日目 の記事です。

はじめに

ガジェット好きとしてはカレンダーのテーマを見たら登録せずにはいられず、4年連続で登録しました you(@youtoy)です。
過去3年間は、以下の記事を書きました。

今年のカレンダー の 4日目を担当させていただきます。

今年も過去に引き続き、いろいろとガジェットを購入したのですが、その中でのベストバイガジェット2021。 選んだものは
AfterShokz の OpenComm
です。

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選んだ理由とその背景

選定理由

「OpenComm」を選んだ理由は、コロナ禍でのリモートワークやオンラインイベントでの圧倒的な活躍度合いです。

仕事のオンラインミーティングで利用するシーンも多く、また、プライベートでのオンラインイベント登壇(LT や 15分・20分のセッション登壇など)、その他の多数のイベントでも大活躍でした。

元々、プライベートで関わっている複数の技術コミュニティで良い評判を聞いて気になっていたところ(だけど、ポチるのはどうしようか迷ってた...)、6月のプライムデーで 20% OFF になっていた話を見かけてポチりました。

使ってみて良かったポイントは、前評判でも聞いていた「長時間つけていても疲れにくい」・「電池持ちが良い」という点です。
オンラインで終日で開催されるイベントでもよく使ったのですが、その開催時間中にずっとつけていても疲れにくく 1度も途中で充電切れになることがないです(イベント前に満充電にして利用していて)。

人によって、また設定したボリュームの大きさによっては、むずがゆいような感じがする等ということもあったりするようです(自分の場合は、室内で普通に使うボリュームでは大丈夫で、大きめにすると確かにそのような感じがしてきます)。

その後

AfterShokz の別のデバイス骨伝導ヘッドフォンの「OpenMove」も最近ポチりました。
こちらが、OpenComm と違う点はマイクのないヘッドフォンのみという点です。

耳を塞がず音楽を運動中・散歩中に聞く、というのに良いかなと思って買ってみました。
同じようなことができるものとして、ambie のワイヤレスのものを持っていたりしたのですが、こちらのほうが着脱が楽そうかな、というのもあったりして。

OpenMove は、Amazonブラックフライデーでセール対象になっている、という情報を見かけてポチり、受領できたのが本記事を投稿する数時間前という感じです。
これから使用感など確かめていこうと思っています。

【がじぇるねGR 2021】GR-ROSE IoTシステム開発コンテスト向けに作品を作った話

この記事は 2021年のがじぇるねGR のアドベントカレンダー の 3日目の記事です。

はじめに

この記事では、今年参加した以下のコンテストに関する記事を書こうと思います。

algyan.connpass.com

algyan.connpass.com

コンテストに参加したきっかけ

このコンテストでは、上記 2つの関連イベントが開かれていました。
その 1つ目のイベントの参加枠の中に、【プレゼント枠】という枠が設けられており、以下のセットをゲットできるというものでした。

  • GR-ROSE
  • PMOD HS3001 温湿度センサ (※)
  • PMOD ケーブル
  • 6 x 2 ピンソケット
  • 書籍

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一方で、「プレゼント品のGR-ROSEと、Azureのなんらかの機能を使って、IoT作品を仕立てる」というのも、この【プレゼント枠】に申し込む条件でした(さらに、上記 2つ目のイベントで LT による発表をする話も)。

自分は、GR-ROSE や Azure を使う機会にもなるかな、と思い申し込みました。
この時点で、何を作るかは全く思いつけてなかったのですが...

コンテストに応募した作品の情報

今回のコンテストに応募した作品の詳細は、LT資料の内容をご覧ください。

speakerdeck.com

以下で、いくつか情報をピックアップ書いていきます。

作った仕組みの構成

作った仕組みの、最終的な構成の概要はこのようになります。

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入力の部分は、以下のように「Grove - CO2 & Temperature & Humidity Sensor (SCD30) 」を使っています。
スルーホール用テストワイヤを使ってつなげました(ハンダ付けをせず...)。

このセンサーは、二酸化炭素濃度と温湿度を計測することができるものです。
センサーがつながっている GR-ROSE からは、MQTT を使って値をネットワーク経由で送信、という構成です。

それを 3種類の出力へとつなげています。

M5Stack Core2 との連携

こちらは、二酸化炭素濃度が一定の値を超えると、音や光で教えてくれるというものです。

www.youtube.com

M5Stack Core2 を動作させるプログラムは、ビジュアルプログラミングの UIFlow で作っています。

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MQTTブローカーは、Node.js で書いたプログラムがローカルネットワーク内にある PC で動いていて、そこを介して GR-ROSE と通信する構成にしました。

LINEアプリへの通知

こちらは、別のお知らせの仕組みです(発表では、こちらを先に紹介したので、スライドの記載で 1つ目 となっています)。

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Azure IoT Hub で「Grove - CO2 & Temperature & Humidity Sensor (SCD30) 」の二酸化炭素濃度の測定値を取得し、それを Azure Functions で取得して特定の条件になった時に(二酸化炭素濃度の測定値が特定の値を超えたりした場合に)LINE Notify を使った LINEアプリへの通知を行います。

Azure Functions の部分は Node.js でプログラムを書き、axios を使って HTTPリクエスト(POST)を送ったりしています。

可視化

また、センサーで取得した値の可視化もやってみていました。

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こちらは、先ほどと同様に Azure IoT Hub を使っているのですが、その先が Azure Stream Analytics になり、そこから Power BI につながっています。
とりあえず、グラフでセンサーで取得した値を折れ線で描画する、ということをやってみました。

実装した内容について

実装した内容は自分の Qiita の記事に、複数の記事に分かれていますが書いています。

おわりに

今回のコンテストに参加して、今まで触ったことがなかったデバイス・サービスを使う良い機会になりました。
また、「Azure の何らかのサービスを使う」という条件が、Azure のサービスで IoT に使えるものを探してみる、という動機にもなりました。

その試行錯誤の過程は、コンテストで実装した内容を書いたのと同様に、どんどん記事にしていってました。
発表前に views数を確認してみたら、見ていただいた方がけっこういらっしゃったようで、また今後もやったことをどんどん記事化していこうというモチベーションにもなりました。

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Microsoft MVP アワード( Developer Technologies )を受賞しました【2021年10月1日】

プライベートで技術コミュニティの活動をいろいろ続けてきたのですが、その活動が表彰されて「Microsoft MVP」アワード( Developer Technologies )を受賞しました

その話を自分の記録用に、記事にしておこうと思います。
Twitter上や Facebook上に、ツイートや投稿として情報がありはするのですが、まとまった情報ではないため)

受賞について

受賞の連絡をもらったのは、2021年の10月1日でした。
そして、その週の土日に基本情報の編集などを行ったところ、Microsoft MVP公式ページに情報を掲載いただけました

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mvp.microsoft.com

その後、Microsoft MVP Award kit という、受賞者に贈られる賞状的なものとトロフィーなどのセットも受領することができました。

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写真右側で名前が入っている部分の下に「October 1, 2021」と受賞日が書かれていて、写真左側のトロフィーにつけたリングには「2022」と書かれています。
このタイミングで受賞した場合、賞の対象の期間が 2021年と 2022年となるようです。

Microsoft MVP について

Microsoft MVP とは?」という話は、ちょまどさんが個人的に書かれたページの内容が分かりやすいと思うので、リンクをはっておきます。

chomado.github.io

上記の記事には、「Microsoft MVP について」・「Microsoft MVP の審査」・「Microsoft MVP のメリット」などといった情報が書かれています。
※ 「Microsoft MVP とは」というキーワードでググると、検索結果の 2番目に出てきます(1番目は公式ページが出ます)

その一部を、抜粋して引用してみます。

Microsoft MVP (Most Valuable Professional) 制度とは、Microsoft 社が、社外の人を「MVP」として表彰する制度です。
何かの分野で技術エキスパート && その知識を皆に共有している の両方を満たしている人が選ばれます。ただ単に何かに詳しいだけではなく、その知識を周りにシェアし、技術の発展に貢献している人が MVP として表彰されます。

ちなみに、この記事は、「自分が Microsoft MVP の申請をするかどうか」というのを考えた時に、最初に参照した情報でもあります。

自分が行っていたコミュニティ活動

自分がプライベートで行っているコミュニティ活動は、これまでおおよそ以下のような流れでした。

イベントの参加・登壇・主催をしている分野については、主に以下となります。

(実際に Qiita に書いた記事や、Speaker Deck のスライドに出てくるのが、おおよそ上記の内容になっています)

また、大人を対象にした技術コミュニティの活動以外に、子ども向けのプログラミングサポートの活動や IT系以外の活動もやっています(子ども向けの技術系でない活動は、2003年ごろから)。

申請をした流れ

自分が申請をした時点では、「マイクロソフト社員もしくは MVP の方からの推薦」を出していただき、その後に自分で申請を進める必要がありました。

申請のきかっけ

今回の申請は「MVP の方からの推薦」で進めた形になるのですが、そのきっかけは 2021年の2月ごろのある日、Clubhouse で雑談スペースを開いたことでした。
(この時期は、Clubhouse でちょこちょこ不定期に、雑談スペースを突発で開いてました)

そこに、技術コミュニティ界隈でお会いしていた 中島俊治さん(Developer Technologies のカテゴリの Microsoft MVP )に参加いただいて雑談をする中、「豊田さん、Microsoft MVP どうですか?」という話題が出ていました。
その場では、Microsoft MVP についてぼんやりとしか把握できてなく、自分がはっきりとして返答ができた感じでなかったため(コミュニティ活動をする中で、たくさんの Microsoft MVP の方とはお会いしたりしていたものの...)、雑談の話題の 1つになっていた状態でした。

その雑談スペースを閉じた後、あらためて Microsoft MVP について詳細を見てみたり(上記の記事や公式情報など)、コロナ禍前から一緒にイベント主催をしたりイベント界隈でご一緒する機会が多かった田中正吾さん(Windows Development のカテゴリの Microsoft MVP )に相談してみたりしました(「自分の普段の活動が申請につながりうるか」といったあたりを)。

それらを総合して考えた結果、中島さんに「Developer Technologies の Node.js・JavaScript/Typescript 関連や IoT系の話などをもとに、申請にチャレンジしてみます!」と連絡をさせていただきました。

推薦後の申請

推薦を進めていただいた後は、6月中旬までに所定の情報をオンラインで申請する、という流れになりました。

Microsoft MVP は申請時から直近 1年での活動が対象となるため、1年分の活動で申請対象になりそうなものをピックアップして、申請の登録を進めていきました。
その際に技術系の活動が何でも対象にできるわけではなく、「公式ページの "MVP アワードのカテゴリ" に掲載されている分野のもの」となる必要があるため、この公式のリストにないものは除いて申請用の情報をまとめました。

申請した活動内容(2020年7月〜2021年6月の期間のもの)

具体的には、公式ページで公開されている内容を申請した形です。
申請時には、以下の各活動に補足情報を様々書いていたり、その他にも提出した内容があったりしました。

  • Organizer (User Group/Meetup/Local Events)
    • toio(ロボットトイ)のコミュニティでのLT・開発イベント主催 5回
    • VUI・スマートスピーカーに関するコンテストの決勝イベント開催
    • IoT系コミュニティのイベント開催 5回
    • オンライン発表に関わるコミュニティのイベント主催 2回
  • Mentorship
    • 音声技術イベントでの機械学習・Web技術を使ったハンズオン
  • Workshop/Volunteer/Proctor
    • 子ども向けのプログラミングサポーター活動
  • Speaking (Conference)
    • プログラミングサポート活動や技術デモに関する講演
  • Conference (Staffing)
    • プログラミングコミュニティのカンファレンススタッフ
  • Other
    • toio(ロボットトイ)コミュニティでの Maker Faire Tokyo 2020 作品出展
  • Blog/Website Post
    • Qiita(技術記事投稿サイト)へのWeb系技術記事投稿 57記事
  • Video/Webcast/Podcast
    • YouTubeでのWeb系技術を使ったデモ動画投稿 42本
  • Speaking (User Group/Meetup/Local events)
    • 子ども向けプログラミングイベントでのトーク&デモ
    • IoTコミュニティ、IT・テクノロジーコミュニティ、Node-REDコミュニティイベント、福岡の技術コミュニティの合同イベントでのLT(合計 16回)
  • Article
    • Speaker Deck(スライド公開サイト)でのWeb系技術登壇スライド公開
  • Technical Social Media (Twitter, Facebook, LinkedIn...)
    • FacebookでのWeb系技術を使ったデモ動画投稿・技術情報発信
    • TwitterでのWeb系技術を使ったデモ動画投稿・技術情報発信

※ 上記は全て「Javascript/Typescript & Node.js」か、その 2つのどちらかとなっています

受賞について

その後、2021年10月1日に受賞の連絡をメールでいただくことができました。

その後、審査結果の話を伺うことができ、活動の内容と合わせて「複数の技術分野」・「子ども向けから大人を対象とした広い年代向け」といった活動を行っていた点も評価いただいた、というお話でした。

おわりに

これまで続けてきたコミュニティ活動も、申請に出した内容も、ご一緒する皆さまなど、たくさんの方のおかげで行うことができたものです。
(一人では成り立たないイベントはもちろん、記事執筆などもコミュニティ活動の中でやってきたからこそモチベーションを維持できたものだと感じています)

引き続き、コミュニティ界隈で活動を行っていきますので、よろしくお願いいたします。

100円ショップで買った刀を改造した話(micro:bit・micro:bit用GROVEシールド v2.0・Grove RGB LED テープを利用して光らせる)【分解編】

コロナ禍前にオフラインのイベントでお会いした方が、前に Facebook での投稿で「ダイソーで買った刀を改造して、自前の LEDテープを使って光らせる」という動画をアップされていたのを見かけてました。

そして、ダイソーに立ち寄った時におもちゃコーナーへ行ってみて、おもちゃの刀が並んでいる中に「200円の光って音が鳴る刀」があったので、「おそらくこれだろう!」と予備も含め 2本ほど買って帰りました。

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帰宅してから、上記の写真を Facebook に投稿した際に、「この刀であってます?」と冒頭に書いていた件の投稿をされた方にメンションをとばしたら、「これです」との返事もいただけたり。

今回の記事は、これを分解していく部分についての話です。
ちなみに、買った日の帰宅後、とりあえず以下のようなところまで進めてみました。

分解していく過程

冒頭に掲載していた写真の刀を鞘から抜いた状態は、以下のようになります。

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ここから、柄の部分を手で少しずらすと以下のようにできます。

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そして、持ち手の部分に 6箇所のネジ止めされた部分があるので、これを外します。

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持ち手の部分を外した状態は、以下のようになります。

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音を鳴らす部分・センサーの部分と、LED が付いた部分(+カバーのようなもの)を外していくと、以下のような状態になります。

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LED が付いた部分(+カバー)を完全に取り出して並べると、こんな感じです。

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ちなみに、LED はこんな感じの付け方をされているようでした。

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上で掲載していたツイートの動画では、以下の部分を改造に使っています。

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細かい話をすると、以下の持ち手の中の部分に、元から入っていたパーツ・電池の支えになる部分があるので、これらの大部分は取り去ってしまいました。

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そのため、デモ動画の中で LED テープがこの持ち手の中を通って、持ち手の下の部分から出ているという状態にできています。
(手持ちの道具でなんとかしようとしたので、ニッパーとペンチで根気よくパーツを小さく切り取って除くという作業をやったりしました)

まとめ

分解して元に戻すというのがやりやすい作りになっていて、思った以上に良い感じでした。

予備含めて 2本を買っていましたが、あと 1・2本買い足しておこうか、という気になってきました 笑。
(あと、子ども向けイベント等で使っていくと、意図せず壊しまうというのが起こる未来が見えている...)

その他の情報

この刀についての投稿をしていた方にメンションを飛ばして確認した後、やりとりの中でいただいた情報、その他のこの品に関する情報を掲載してみます。

サイズ感ぴったりなアイテム

以下の品が、サイズ的にぴったりはまるらしいです。

Amazon.co.jp: Novonest アドレス指定可能な5V 3PIN RGB LEDライト ストリップ 滑らかなライトバーと取り付けクリップ PCコンピューターケース用(ASUSMSI、ASROCKに対応) 2本セット 40CM【LS40-2】  https://www.amazon.co.jp/gp/product/B093D266QV/

光を拡散させる方法

ちょうど良い感じにするのは難しそう、ということでしたが、「お湯まる」で光を拡散させたりできるそうです。

ジェネリックお湯まるで光拡散 - YouTube  https://www.youtube.com/watch?v=FbZRcTFDuKI

なお 1つ上の品は、ネオピクセルの光をシリコンチューブで拡散させるようなものになっているとのこと。

デフォルトの挙動

この製品は、デフォルトでも単三電池 3本で光ったり音が鳴る仕組みがあり、それを試した様子を動画にとっていたので掲載しておきます。

センサーが持ち手の部分に入っていますが、剣を振った動きをうまく捉えてくれてないような感じが 笑。
(動画でも、スイッチを入れた時と、持ち手を動かした時に音が鳴ってる...)

あと、音は 1種類だけではない、というのが確認できました。

持ち手におさまるサイズのデバイス

いろいろ手持ちのデバイスがある中、M5StickC が持ち手におさまるか試してみた話です。

【追記】

関連するツイートをまとめていただきました。
@sitopp さん、ありがとうございます!

togetter.com

こちらが、なんと編集部のイチオシに選ばれたとのこと!

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そして、その後、伸びているらしい。

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【2021年8月】技術雑誌で Teachable Machine に関する連載記事の 2回目が掲載された話や英語ツイートの話

このブログ記事は、月刊I/O 2021年9月号に掲載された Teachable Machine に関する連載記事(第2回目の記事)について書いたものです(※ 先月号の話の記事と同様に、自分用の備忘録も兼ねて)。

現在、月刊I/O で全4回の『「Teachable Machine 」で機械学習』というタイトルの連載を書いていて、その途中段階の話です。

↓ツイートをしているこちら、受領したのは見本誌になるため、発売はこれからです。

第2回目の記事の内容

今回掲載された記事の内容は、「Teachable Machine の公式サイト上で画像分類のための機械学習モデル作成を行い、同サイト上での推論とモデルのエクスポートを行う」というものです。

第1回は Teachable Machine の概要を書いたので、今回は実践編へ入っていく形です。
ページ数が 3ページ分しかないので、内容はそこにおさまるシンプルなものにしています。

そして、今回作成した機械学習モデルは、TensorFlow.js形式でのクラウドのアップロードを行います。
それを使って、次回の記事では公式のサンプルプログラムを用いた推論処理を、Teachable Machine のサイトの外で行います(ちなみに、第3回の原稿は既に完成していて、編集部の方に提出済み)。

最終回は、「そのサンプルに手を加えて、画像分類の結果によって何らか出力が変わる処理を実装する」という方向の内容です。

英語でツイートしてみた話

普段、Teachable Machine を使った試作のツイートや、その他に MediaPipe や TensorFlow.js などを使ったものに関するツイートをした際に、日本語の本文のツイートでもハッシュタグ付だったり、アルファベット表記のキーワードが含まれていたりすると、英語でのコメント・感想・質問をいただくことがあります。
ハッシュタグやキーワードでの検索でたどり着いたパターンが割とありそうな感じ)

例えば Twitter でこのようなコメントをいただけたり、

こんな質問をもらったり、

別パターンの質問をいただいたり、

といった感じです。

それで、英語でのハッシュタグ付ツイート、というのをやってみました。

これに対して、海外の方からのリアクションが来るかは分からないですが...

上記の英語のコメントを Twitter上で検索したやり方

余談ですが、上記の英語でいただいたコメントを「今からどうにか発掘する(検索する)方法はあるかな?」と思って、Twitter の高度な検索を少しいじってみて、最終的に以下の検索条件での検索結果を得ることで、ツイートを探し出すことができました。

●(to:youtoy) lang:en - Twitter検索 / Twitter
 https://twitter.com/search?f=live&q=(to%3Ayoutoy)%20lang%3Aen&src=typed_query

数日後には忘れてそうなので、また検索したい場面が出てきた時のために、こちら自分用のメモとして書き残しておこうと思います。

過去に英語版でツイートしてみたもの

実は以前も、上記のハッシュタグ・キーワードが絡むもののツイートを英語でもやってみる、というのは試していたことがありました。

Twitter上で検索して出せるかな、というやつの、自分への備忘録その2。
●(from:youtoy) lang:en - Twitter検索 / Twitter
 https://twitter.com/search?q=(from%3Ayoutoy)%20lang%3Aen&src=typed_query&f=live
(ただし上記の検索条件だと、「気になる記事等のタイトルとURLをツイートした際に、タイトルが英語だったもの」というものが混じってきたり、探したい対象ではないものが混じっていたり...)

英語で試しにツイートしてみた事例、例えば、こういったものがありました。

英語版のツイート本文を作るやり方

あと、上記の英語版のツイートの文章を作るやり方についても、ちょっと書いてみます。

最近のやり方は、わりと DeepL翻訳を使うパターンが多いです。

機械翻訳の性能について、いろいろなサイトを試した時の感想・良し悪しなどの話が、SNS上や Web上であれこれ出ていますが、そういった観点で自分的に DeepL翻訳が一番良かったというわけではないです。

現状、「出てきた結果をそのまま使うのではなく、以下で書いた流れで使っていて、ベースとなる英語の文章を作る過程でまあまあ困らず使えているから」という感じで使っています。
(別のやり方のほうが良いですよ!、という話があれば、是非コメントなどいただけるとありがたいです)

ここは、他の翻訳サービスでも良くて、とりあえずゼロから英作文するよりも文章作成の土台に必要なパーツはまあまあな状態のものが出てくる、というものであれば、時間効率は良くなりそうかな、というところです。

実際に行っている流れについて、大まかにはこんな感じです。

  1. 日本語のツイートをそのまま、または少し書きかえて翻訳にかける
  2. だいたい、「別の良さそうな単語を使った例や、短い表現がありそうな気がする」・「意味をシンプルに伝えるのには余分な情報がありそう」という感じがするので、修正をかけていく(やり方は複数パターンあり)
  3. 上記の修正を終えたものか、修正作業の途中のものを Twitter に貼り付けてみて、文字数を確認
  4. 文字数に余裕があったら補足を加えてみたり、文字数オーバーだったら内容を削る

上記の 2 の「別に良さそうな文章がありそう」というのは個人の感覚でやってるので、正しいかどうかは分かりません 笑
「そこまで厳密に正しいものにならなくても、意味が通じなくなりそうな欠けた部分というのはない・伝えたい意味を表す単語が出てきている、といった程度に修正できれば良いか」、という感覚で進めていて、英語ネイティブな方が見たら「まだまだな文章だね」と言われそうな気もします。
しかし、ここはこだわりすぎないのが良いかな、と考えている部分です。
(英語は得意でないというか苦手なほうなので、ここにこだわりすぎると確実に時間をたくさん使い過ぎてしまい、そして最終的にツイートしないで終わる未来が見えてくる...笑)

あとは、「よく見かける気がする単語・表現になるようにしてみる」というのはやってみています。
(この辺り英語は得意ではないものの、仕事で英語論文執筆・査読、技術系ドキュメントの内容調査、海外のお客さんに英語プレゼンなど、定期的にそういうことをやっていた時期があったので、その時の貯金が使えているかも、という感じ... ← 自分の専門から遠い技術分野・小説とか文学系とか分野が全く違う、というものだと見てもさっぱり...)

上記の 2 の部分については、状況によって修正する方法が複数ありますが、例えば以下に書いたようなことをやってみてます。

書きかえ方法の概要

1つのやり方は、DeepL翻訳に入力した日本語の書き方を変えてみる方法です。 単純なところだと、日本語の文章で省略されがちな部分を補ってみたり、複数の言い方がありそうな表現を別の表現にしてみたり、などです。

それと、「厳密さを求めるのではなく、文字数制限にひっかからず伝わりそうな内容にする」というのがあるので、「この部分のニュンスは不要かも」というのを除く、というのをやってみてたりします。

実例

記事執筆時点で固定ツイートにしている本文の、前半の文章を使って書き換えを試してみます。

  • そのまま
    • 【日】Googleさんの MediaPipe Hands と p5.js の描画とを組み合わせた仕組みを試していた件の続き。
    • 【英】This is a continuation of my experiment with a system that combines Google's MediaPipe Hands and p5.js drawing.
  • 短めにしてみる
    • 【日】Googleさんの MediaPipe Hands による画像認識と p5.js を使った描画を使った試作について。
    • 【英】Prototyping using Google's MediaPipe Hands for image recognition and drawing using p5.js.

後のほうの翻訳版のほうが、画像認識という要素が入りつつ、全体の文字数は少なくなった感じです(「続き」という話は、日本語のツイートの前の流れに関するもので、このツイート単発では不要かな、と思い除いたりもしつつ)。
あと、Prototyping で始まるので、試作したという話がちょっと表現的に目立つようになったかな、とか。

なお、上記の書き換えは 1回で完了させられたものではなく、日本語を変えてみた結果をみて追加の修正してみる、というのを複数回やった結果だったりします。

ツイート本文の、後の部分を使ったパターンも試してみます。

  • そのまま
    • 【日】描画周りを p5.js にしたのを活かして、簡単なものですが立方体の描画・回転など、WebGL による 3D表現を試しに組み込んでみました。
    • 【英】Using p5.js for rendering, I tried to incorporate WebGL 3D expressions such as drawing and rotating a cube.
  • 日本語を直してみる
    • 【日】描画処理に使ったp5.jsの機能を活かすため、描画に立方体の描画・回転というWebGLでの3D表現を試してみました。
    • 【英】In order to take advantage of the p5.js features used in the drawing process, I tried a 3D representation in WebGL, drawing and rotating a cube for drawing.

修正版のほうが、p5.js を組み込んでいる状況を活用した感のある文章になった気がします。

こうやって試してると、「単に、元の日本語がよろしくないのでは?」という気がしてくるかも...笑
Twitter はツイート後の修正、できないし、日本語ツイートするときは割と勢いで書いてる時も多いしな...)

その他、自分が主語の話なのに「we」となるとか、出てくるものの単数・複数が違っているという時、元の日本語を返るより英語を書きかえたほうが早いよな、という時は翻訳後の文章を書きかえてしまいます。

まとめ

けっこう英語ツイートの話がメインになった感がありますが、あまり雑誌に寄稿した記事の詳細を書いてしまうのも...、というのはあるので、このような内容で締めようかと思います。